山 行 報 告 書 |
個人山行 小野 |
目的山・山域 |
雌阿寒岳(1,499m) |
山行日 |
2008年7月27日(日) |
メンバー |
北海道在住友人二人と計三名 |
交通手段 |
友人の車 |
行 程 (野中温泉コース~阿寒富士ピストン~オンネトーコース) |
7:25 野中温泉登山口 8:40 四合目 9:10 七合目 10:05~40 山頂 11:15 阿寒富士分岐 11:50 阿寒富士山頂 12:35 阿寒富士分岐 13:10 五合目 14:55 オンネトー登山口 計 7時間半 (阿寒富士ピストン1時間20分) |
感 想 ・ メ モ |
☆ 旭岳とは打って変わっての晴天。日程に余裕があったので友人と相談の上、天気予報をみて日曜に登るとこになった。ちなみに前日は曇り。 ☆ 車は野中温泉駐車場に停車。 ☆ 時折、振り返りながら歩くと、オンネトーが美しい。この日は、晴天ではあるが、遠くの方はやはり霞がかかっており大雪や知床を見渡すまではいかない。しかし、オンネトーは綺麗なエメラルドブルーを見せてくれた。湖の周りの木々の影が湖面に映っているのが見えるほどだ。 ☆ 五合目あたりに登山道からやや外れて、大きな岩がある。ここまで来ると、眼下に広がる樹海が正にどこまでも続いて見え、美幌の町が遠くに見る。実に道東らしさを感じる風景だ。 ☆ とは言うものの、休日のこんなにも最高の日なのに登山者は本州と比べると、格段に少ない。またそれが、北海道らしいとも言えるのだが。 ☆ 涸れ沢を上がった六合目からが、ハイマツとガレ場になって次第にメアカンフスマやメアカンキンバイ、羊蹄山でも沢山見たイワブクロが、見られるようになる。特にメアカンフスマが多く、花の蜜を集めている蝶が沢山舞っていて、こういう光景もこれまでの山では見たことがなくて驚いた。 ☆ 九合目を過ぎてまもなくすると、しだいに轟音が聞こえてくる。一気に目の前の景色の変わった火山縁を歩きながら、火山壁を眺めると、白いガスが噴出し、火山口には赤沼が見える。火山壁に巣を作っているツバメ?も群れをなして飛んでいた。また、左手には阿寒湖と雄阿寒岳、そして手前にはまたもや別の火山口がガスを出している。もちろん、これ程までの活火山は初めてであり、自然の雄大さ偉大さに息を飲む。 ☆ 友人の作ってくれたお握り(おかず付き)を、阿寒富士をバックに頬ばる。人の握ったおにぎりはサイコーにうまい!! ☆ 山頂から、少し下ると火山口に円形の青沼が見える。奥には阿寒富士の円錐形が重なって、実に美しい。この後の阿寒富士分岐からは二人と別れて、単独で阿寒富士をピストン。(友人達は先に下山して車を回す為)阿寒富士は全山ガレ場で砂礫からなっており、何もない山かと思いきや、イワキキョウやイワブクロ、メアカンキンバイが数多く出迎えてくれ、コマクサが咲いているのも確認!山頂ではガイドブックに書かれて想像していたより、沢山のコマクサを見ることが出来て大満足♪一人でも来て良かったと思った。 ☆ 阿寒富士下山後はオンネトーコースで、しばらくは花を愛でながら降りるが、オンネトーは六合目で見納めになり、樹林帯に入る。ここからは全くすれ違う人もおらず、一人のため喋る人もいない。熊の心配をして、歌いながら下山。 ☆ 先に下山していた友人は、徒歩で(約四キロ)野中温泉まで歩くか、バスがあれば、との事だったが、運良く野中温泉まで行くバスがあったらしい。 |