山 名 |
三頭山(ミトウサン)(1531m)高水山(タカミズヤマ)(759m)大岳山(オオダケサン)(1266m) (山域:奥多摩) |
形 態 |
1泊日帰り山行 |
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目 的 |
ヤマユリ |
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2万5000分の1地図 猪丸、武蔵御岳 |
参考書 |
「マイカー登山中央・長野道」山と渓谷社、インターネットの山行記録、奥多摩・奥武蔵の山、山と高原地図「奥多摩」 |
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山行期間 |
2008年7月19日(土)〜7月20日(日) |
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参加者 |
小島 |
走行距離 |
約800km |
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7月19日 晴れ |
小牧PM5:50発→小牧東IC→中央道→上野原IC→県道18号→国道139号→ 奥多摩周遊道路→都民の森駐車場11:10着−11:20発→11:45鞘口峠→12:40 三頭山東峰展望台−東峰三角点5分休→12:55三頭山中央峰→13:05ムシカリ峠 →13:45三頭大滝13:50発→14:10都民の森駐車場 |
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7月20日 曇り |
5:25奥多摩湖駐車場発→5:50玉堂美術館駐車場6:10発→7:00沢井駅分岐→ 7:20遠見の山桜5休→7:40しめつりの御神木→8:00惣岳山→8:40岩茸石山 5休→9:05高水山→9:55高水山参道の石碑登山口→いくさばた駅(JR青梅線) みたけ駅→10:35玉堂美術館駐車場 11:00滝本駅駐車場−11:21発ケーブルカー→11:26山頂駅・11:35発→12:00 天狗の腰掛け杉、お弁当→奥の院(男具那ノ峰)→鍋割山→13:15芥場峠からの登山道合流点→13:40大岳山荘→14:00大岳山山頂・休憩→14:37鍋割山分岐→15:12天狗の腰掛け杉→15:20御岳神社15:30発→ケーブルカー山頂駅・15:50臨時ケーブルカー発→16:00滝本駅駐車場出発 |
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・通勤割引100km内は飯田ICで出なければいけませんが、標識が「飯田・山本」とある。いつの間に名前を変えたのか、手際よく変えたなと思いつつ側道にはいると三遠信道路とある。接続インターができてました。仕方ないので、飯田ICまで走り、入り直す。 ・三頭山には、以前、雲取山の序でで、奥多摩側の奥多摩周遊道路からはいろうとしたのですが、すぐに通行止めで湖畔の「山のふるさと村」から登り始め鞘口峠(サイグチトウゲ)に着いたのが12時頃、三条の小屋にはいるのがおそくなってもいけないと思って引き返した経緯があり(これは説明すると長くなるので省きますが、正解でした。)、今度はちゃんと奥多摩周遊路の道路状況もネットで確かめて、上野原ICで下りて上野原CC方面を目指し県道33号線に出たら、全面通行止めの立看板が道路中央に立座してらした。こ・の、と思ったが、しばし、息を整えて、道路地図をみて、18号線で奥多摩へ出ることにしたが、ちょうど路線バスとすれ違ったので少し、安心、でも長かった。奥多摩周遊道路は、バイク集団が走りにきてます。おまけに自転車のロードレーサーも。さらに気の抜けない片側1車線の山岳道路です(夜間通行止め)。 ・ 三頭山都民の森からの登山道はきちんと整備されている。また、この2日で気がついたことは、いずれも巻き道がしっかりしている。きちんと尾根を辿ろうとするなら、巻き道の誘いを退けること。また、「日本三百名山登山ガイド」中巻の三頭山の項には、道が複雑に整備されているので案内所で略図を貰っておくと参考になるとあります。 ・ 鞘口峠からの登山道、遅かったためか、5、6人くらいとしかすれ違わなかったが、山頂では50人は、いらしてました。(老いも若きも。さすが都内!)富士山側の見晴らしがいいのかと期待してましたが、小さな切り開きでございました。その日は、お話することもない切り開きでした。北側も少々の展望があり、雲取山から三頭山の高木、鷹ノ巣山方面の山稜が見えます。少々背伸びしたいところです。ま、雲取山が見えたからいいか。 ・ 登り始めは、ホタルブクロ、ギンバイソウ(苞に包まれた球状のが4、5個固まって着いていました)。この山は、昔、止め山で自然林が多く残っているそうですが、鞘口峠以降は、自然林。ムシカリ峠から下りてくるとまた、ギンバイソウの群落。トリアシショウマといった所。 ・ 都民の森駐車場に戻り、Tシャツを着替え、売店でソフトクリームを買って、一服しました。 ・ いざ温泉へ、序でに今夜のねぐらを探そうと「奥多摩温泉もえぎの湯」に向かう。着いてみると、順番待ち整理券14番、外でお待ちください、とのこと。主義に反するが、地理の分からぬ弱み、外の椅子に座って待つことにする。足湯の建物があり、行ってみると1名100円。黙ってすわること、15分くらいで(先がグループ客だったので)施設にはいることができた。中は露天風呂と内湯、洗い場や休憩を含めると最大収容数は30名くらいか。まだまだ西日の強い中、来る途中、良さそうだった奥多摩湖畔の駐車場に戻る。(行きで言うとトンネル手前からはいる駐車場で売店の建物やトイレがあり広い。)虫も足下のせわしない蟻以外ほとんどいなかった。但し、日が陰って、窓ガラスを開け放しておくと蚊の羽音が飛び込んでくる。シュラフ使用せず、タオルケット1枚で足りた。夜半になっても無風で気温はあまり下がらない。12時頃、ごく近くの話し声で目が覚める。いつ停まった車で、外で食事でもしているのか。ドアを少し開け、空気を入れる。多少違う程度。 ・ (三頭山の記述で長くなったので、翌日は、以下省略にしようかと思ったのですが、ヤマユリが一言もはいってないことに気がとがめるので仕方なく) ・ 朝4時50分起床(予定では4時、高水山登山口5時発予定)。前夜の車は寝静まっている。食事を整え、高水山に向かうと道路情報の気温は26度。 ・ 5時50分玉堂美術館駐車場(道路沿いでトイレあり。月曜休み。10台程度)に駐車。カヌー好きなどすでに5.6台停まっている。JR青梅線みたけ駅に立ち寄るが、朝早く案内所はしまっている。「大岳山重大事故多発、ロックガーデンからは登山靴が必要」などの張り紙を読む。駅右に進み、すぐ階段を上がり、踏切をわたると慈恩寺の境内にはいり、関東ふれあいの道の道標に従う。 ・ 植林の道、ごく一部、自然林と植林帯の境目を歩くところもあり。そよ吹く風もなく、暑い。何もいうことありません。(高水山、曰く)他所者が鳩吹山のことをとやかく言ってはなりません。(心の中で私)わたし、犬山の人ではありませんが。 ・ 岩茸石山、北側、展望あり。ここいらから少し山らしいと思ったことを告白しておきます。すぐに撤回したくなるのですが。 ・ 高水山、展望なし。常福院手前の休憩所で休んでいる人に挨拶して、二言三言話して、本に書いてあったのでヤマユリを見に来たのですが、ないですね?と言うと、「下の方の民家には結構ありました。山の方は猪が食べてしまう。それから人が盗る。昔とは違う。」と話されました。 ・ 下山中は、何組もの登ってくる人たちと出会う(山物好きだな、と思うのですが)。舗装路に出て、集落にはいると、民家の石垣の間や上にヤマユリの大輪が1,2本咲いている。民家沿いの平溝川の流れの向こうには少しずつ咲いており、数株集まって咲いているところもある。奥多摩に来る途中、民家の庭先や道路の法面石垣の間から1,2本顔を出しているのを見かけてさすが奥多摩かと思ったのですが、ヤマユリは、人里近くの花なのだ、こうして人の近くでないと今では生きて行けないのかと思うと寂しくなる。ましてや、その原因の中に人も含まれるのであれば。 ・ JR青梅線いくさばた駅からみたけ駅まで乗車。2駅、130円。1時間に2本程度。 ・ 車で御岳山ケーブルの滝本駅駐車場に向かい、本日、最大の危機を迎える。駐車場は150台収容の営業時間7:15〜19:00。1日1,000円。時間も遅いので満杯に近く、駐車場前で列を作る。駐車場手前は急坂、私の車はマニュアル車なのでいわゆる坂道発進なのですが、ハンドブレーキをひいたぐらいでは、車が下がって行く。必死になって、ハンドブレーキを引き、後車に、近寄るな、近寄るな、と空フカシをして坂道発進を数回繰り返すと、後車も危険を察知したのか、距離を空け、ともあれ、やっと少し坂が緩い所まで車を誘導しました。御岳山ケーブルカーはたしか名前が「日出号」と「青空号」の2本ですれ違い運行している。山頂駅まで6分。標高差424m。山頂駅についてしばらく歩き始めてからストックがないことに気がつく。始めから車の中に置いてきたのでした。最大の危機に記憶が跳んでました。 ・ 山頂駅(標高830mぐらい、みやげもの屋、売店などの広場になっている)から遊歩道を左に回り込むと御嶽神社の門前町が山上に見える。(ここは写真撮るところでしたね。)大岳山もネットでヤマユリがあるとあったのですが、神社のところに蕾みのヤマユリがありました。この辺は、旅館街の曲がりくねった道を行くので少し不安になるが、神社を目指して行く。神社の道標もあり。 ・ 神社の階段脇を左にとり、山腹を巻くと天狗の腰かけ杉に着く。ここから右の奥の院・鍋割山ルートをとる。この登りルートをとる人はあまりいないので静かな山好きの人にはお薦め、大岳山からの下山中の人とすれ違う程度。(ここも巻き道ルート完備) ・ 大岳山荘について、あまりに年期がはいっているように(大変、失礼なこと申してすみません。)見えたので素通りしたのですが、小屋の前面に展望台があり、展望がいいとありました。(大変、残念なことでした。) ・ 大岳山の登山道は一般的な道。但し、芥場峠を過ぎて登りにかかる頃から登山道に岩が露出してくる。すべりやすい石、岩と見なされるので、注意が必要。ある程度、歩いている人は、状況を判断しながら歩いているのですが、歩き慣れてない人には、先の駅の案内所の注意喚起にも頷かれることでした。 ・ 行きに省略した御嶽神社にお参りして門前町を下山していると、救急車のサイレンの音が近づいてくる。麓から軽ライトバンの救急車が車幅一杯の参道を上がってくる。道脇にへばりついてやり過ごし、山頂駅に向う。山頂駅では定時のケーブルカーが満員で次のケーブルカーを待つことにするが、臨時のが10分後に出るという。臨時のケーブルカーが駅に着いた途端、山岳救助隊員3名ほどが走り出した。後、荷物を持った隊員3名が歩き出す。 ・ ケーブルカーが滝本駅に着くと、既に山岳救助隊6名ほどが乗り込む準備をしている。どうしたのか聞いてみると長尾平の天狗岩で事故が起こったという。(ロックガーデンのあたりかと思います。) ・ ガソリンが心配だったが、先ず、明るいうちに山越えすることにする。勝沼ICあたりでガソリンスタンドはすぐ見つかるだろうと思う。国道411号も奥多摩側ではツーリングバイクが走り込んでいます。時折、雨が降り出す。 ・ 大菩薩の湯に立寄り入浴。(この前、雲取山の時は定休日だった。) ・ 勝沼IC付近でガソリンスタンドを探す。なぜ、高速道入口付近にない? カーナビで探すが、行ってみると営業時間終了してました。(この旅でカーナビにはお世話になっていますが、最終的には人間の判断が重要だと痛感しました[カーナビ利用初心者の言葉]。)ともあれ、国道を走ればスタンドはあるだろうと予想し、走り出すと結構あるではありませんか。探しているとないのに。裕福な気持ちになったのでレギュラー満タンで注文し、一宮御坂ICから中央道にはいり、八ヶ岳SA付近で土砂降りの雨。早く雨域を抜けた方がいいとそのまま前の車の後に従う。やれやれ、午後11時頃、帰宅しました。(新聞には19日東海地方は梅雨明けしたと見られるという報道記事が載っていました。)報告にも疲れました。 |