山行報告書
山行名 |
比良山地・釣瓶岳(1098m)・八池谷遡行 |
日程、天気 |
2009年09月20日(日)、快晴 |
地形図 |
北小松(1/25000) |
行程 |
<20日> 05:00 犬山 (小牧IC−>木之本IC−>R8−>R303−>R161−>登山口) 07:35/07:55 ガリバー青少年旅行村駐車場 08:15 滝探勝コース分岐(魚止の滝方面へ進む) 08:20/08:40 八池谷入渓点(遡行開始) 08:48 魚止の滝 08:55 障子の滝 09:18/09:45 唐戸の滝 10:05 貴船の滝 10:50 七遍返しの滝 11:55 まぼろしの滝 12:20 一枚岩の滝 12:45/13:10 広谷(遡行終了) 13:32 細川越 13:50/14:00 釣瓶岳 14:20 細川越 15:30 大擂鉢 16:10 ガリバー青少年旅行村駐車場 <入浴> 「くつき温泉てんくう」 |
参加者 |
田近、小島、岩佐 |
<メモ>
目的の山域が遠く、早目の5時集合出発とした。最高の天気。
シルバーウィークの日曜日とあって、早朝にもかかわらず高速道路は混んでいる。登山口のガリバー青少年旅行村はなかなかの規模で案内もしっかりしておりアクセスに問題は無い。入村料400円を支払うと上の駐車場に止められるが、受付に登山者であることを告げ下の無料駐車場へ案内してもらった。登山者に向けた注意喚起の「ちらし」を受け取ったが、はたしてその意味は・・・。
小島さんは一般道を歩くので、遡行するのは田近さんと岩佐の2名。キャンプサイトを見送り先に進むと登山道入口。滑落事故を警告する真新しい看板がお出迎え。登山道に入るとすぐに一般コースと上級コース(滝探勝コース)との分岐があり魚止淵方面(滝探勝コース)へ進む。沢筋に降りた所で沢装備を身につけ遡行開始。
大岩が点在する河原を歩いて行くと魚止の滝6mが現れる。右岸の水流横を直登できるようだが、水濡れ&釣り師とのバッティングを避け左岸から巻く。次の障子の滝は右岸のステップとクサリを使って巻く。唐戸ゴルジュに入り、8m斜滝(支流から20m滝が合流している)は左岸をへつる。続く2つの滝は右岸を直登。
ゴルジュ抜け口の唐戸の滝10mは、右岸の壁か左岸の潅木のある壁を使って巻く。自分は左岸に目をつけたが、田近さんより右岸の壁ならロープ無しで行けるとのお言葉。田近さんにお任せする。下部の階段部分をクリアしてスラブ帯に入ると動きが止まった。スタンスが決まらないようだ。落ちたら滑落距離は15m?なんとか頑張ってクリアしたがヤバかった。私は下からロープをパスして、確保してもらう。落ち着いて探せばホールドもたくさんあるが、装備を背負い、沢靴、確保なし、初トライとなるとどうか。左岸からが正解か?
壁の上には新しい花束が置かれていた。そこへ献花に訪れた団体さんが・・・。事情をお聞きすると、ここは沢登りの事故現場だった。後で調べてわかったことだが、9月3日に沢登りの女子大生が滑落、落命している。手を合わせ、安全第一を肝に銘じて先へ進む。
砂で埋まった大擂鉢は右岸の水流横を直登。続く屏風滝は右岸の登山道で、貴船の滝は左岸のクサリとハシゴで巻く。貴船の滝の上で休憩を取り、ここから別行動となる小島さんと今後の行動について打ち合わせ。
貴船の滝から上流は平流と滝が良い具合にミックスされた感じ。前半の滝群に比べスケールは劣るが七遍返しの滝、まぼろしの滝など名前を持つ滝も現れ飽きない。大小多数の滝を直登、高巻きでクリアしていくと、最後の宿題の一枚岩の滝に到着。右岸の支流経由で大巻(残置ロープ、アブミがあった)した。
広谷分岐に無事到着して遡行終了。小島さんの出迎えを受ける。「トゥース」で記念撮影(実はこれがやりたかった!!私のささやかな夢であった)。休憩後に細川越経由で釣瓶岳に向かう。登山道は整備された気持ちの良い道だが暑い。初秋、快晴、360度展望の武奈ヶ岳が我々を呼んでいるが今回はパス。釣瓶岳山頂は少しだけ展望があった。
下山路は一般コースを利用して、細川越、広谷、ワサビ沢、大擂鉢、ガリバー青少年旅行村とつないだ。激混みの「くつき温泉てんくう」で汗を流した後、帰途についた。