山行報告書
所属団体:犬山山岳会
期間 :2002年 12月29(日)-31日(火)
目的山岳:蝶ケ岳
地形図 :(1/25000)穂高岳
行動実績:
29日 6:00 会長宅集合 集合
9:10/ 9:30 沢渡駐車場 駐車
9:50/10:00 釜トンネル(上高地入口) 登山届提出
11:55/12:10 上高地バスセンター 休憩
13:00/13:25 明神 休憩
14:30 徳沢 幕営
30日 4:30/ 7:10 徳沢出発 4:30起床
9:30/ 9:50 2150m
12:30/13:10 2600m 幕営地 テント設営
13:50/14:10 蝶ケ岳(ヒュッテ)
15:00 2600m 幕営地
31日 4:30/ 7:15 2600m 幕営地出発 4:30起床
8:05/ 8:20 2240m 休憩
9:15/ 9:40 徳沢 休憩
10:15/10:30 明神 休憩
11:00/11:20 河童橋 休憩
12:05/12:30 大正池ホテル タクシー連絡
13:10 釜トンネル(上高地入口) タクシー乗車
13:29 沢渡駐車場 温泉入浴
メンバー:加藤、牧、浦久保、岩佐(記)
経 費:
EPIガス 2,352円
TAXI 2,890円
2,880円
風呂 2,800円
ガソリン 13,500円
高速 9,200円
食料 9,400円
フィルム 603円
コピー 200円
交通費 1,460円
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計 45,285円
(1人あたり) 11,330円
<29日>
会長宅に集合、牧さんの車に乗込み出発。今日も牧さんの超高速ドライビングが炸裂ですー。沢渡駐車場に車を置き、共同装備を分担、タクシーに乗り換える。道に積もった雪でスピンする車や道路脇の雪に突っ込む車が見受けられた。天気は曇りで小雪も舞っていて、やたらと寒い。大丈夫かー?
上高地入口でタクシーを降り歩き出す。釜トンネルの入口には、臨時の登山者の指導センターが設置されており登山届けを提出した。野沢菜とお茶までいただきラッキー。センターの情報では、蝶ケ岳を目指すパーティが今日だけで十数組入山しているとの事であった。
大正池、バスセンター、明神と順調に林道をこなしていくうちに徐々に天候も回復。明神岳、前穂高岳の展望を楽しみながら徳沢を目指す。それにしても上高地は奥が深いなーとツクヅク思う。
徳沢のキャンプ地の様子であるが、我々が到着した頃には既にかなりのテントが設営されており、入山者の多さが実感できた。もちろん登山道もしっかりラッセルされているようで、思ったより負担が少なくなると予想された。
<30日>
昨日の会議でテントを担ぎ上げることに決定していたので、テントをたたんでパッキングする。朝の気温はマイナス15度で、テントポールが凍り付いて折りたたみに苦労する。テント本体もこれまた凍り付いて体積が増えてしまったようでパッキングを考え直すハメになった。
登山道は思った通りにラッセルされており、足取りは重いものの順調に高度を上げて行く。昨日にも増して天気が良く、樹林の間から姿を現す山々を楽しみながらの登山は本当に気分が良い。幕営跡地の利用という会長のアイデアを実現するため、幕営跡地を探しながら登っていく。頂上まであと少しの所で幕営跡を発見する。跡地が若干小さめのため浦久保現場監督のもと拡張工事を行いテントをスピーディに設営。
天気が良く時間に余裕があったので今日中に頂上を踏んでおくことに決定。サブザックに必要最小限の装備を詰め込み幕営地出発。稜線付近の様子であるが、森林限界の上は風で雪が飛ばされて地面が顔を見せている。晴天であっても風が強く冬山の厳しさを実感できる。蝶ケ岳ヒュッテは冬季小屋が開放されており、トンネルのような入口から入れるようになっている。今日も何パーティかは宿泊する様子。頂上で記念撮影を行い早々に引き上げる。
今夜は登頂祝賀パーティ?で盛り上がろー。酒が旨いぞぉー(自分は甘酒!!)。今日の教訓:雪山キャンプには濾過フィルターを持って行こう。
<31日>
他力を借りて設営したテントであったが設営場所が絶妙であった。テントの数メートル先は強風が吹いていたようだが我々のテントは被害無し。先人の偉業に感謝。
今日も天気が良い。問題なくガンガン行程をこなして行く。軽くなった荷物のお蔭か、暖かい布団が我々を誘っているのか・・・。
大正池ホテルでタクシーを呼ぶ。ジュース2本を一気飲み。あと少しだ。最後の難関の釜トンネル内のアイスバーンをこなして、タクシーの待つ入口に到着。
行きと同じくタクシーで沢渡駐車場に戻り、駐車場の横にある温泉で登山の汗を流した。新聞でこの3日間の内に世界が変わってしまうような出来事が無かったかを確認。今日も世界は無事で嬉しかった。
お疲れ様でした。