山行報告書
山行名 |
奥三河・明神山・栃木沢左俣遡行 |
日程、天気 |
2005年7月18日、晴天 |
地形図 |
三河本郷(1/25,000) |
行程 |
<18日> 05:10 犬山(集合、出発) 06:15 豊川IC 07:30/07:50 駐車ポイント(ゲート有り)遡行準備 歩き出しすぐの右手の小屋の脇より入渓 綺麗なナメ、大岩あり 08:30 堰堤1つ目(キャンプ場) 二俣(左の沢へ進む) すぐに堰堤2つ目 大岩、ゴーロ、ナメの繰返し 10:20/12:40 20m大滝(直登) 13:00 トイ状10m滝 13:20 二俣(左の沢へ進む) すぐに15m滝 13:45/14:00 登山道 14:50/15:00 明神山頂上 17:30 駐車ポイント |
団体装備 |
ロープ9mmx40m1(岩)、バイル1(岩)、コンロセット1(岩)、ガス1(岩)、ツエルト1(岩)、ハーケン各種(岩)、その他登攀用具1式(岩) |
個人装備 |
予備食1、水1、ヘルメット、ハーネス&安全環付きカラビナ、スリング2、沢靴、下山用靴、地図、コンパス、ヘッドランプ、雨具、長袖(ヤブ用)、手袋、スパッツ、その他、温泉セット |
参加者 |
岩佐(記)、中森 計2名 |
<メモ>
・去年より暖めてあった栃木沢の計画を実行する。なんでも非常に綺麗な沢と聞いており期待に胸がふくらむ。三河地方での沢登りは初であるが、同じ県に住んでいながら端と端で登山口までが思いのほか遠い。小牧ICより東名を走り豊川IC、鳳来湖奥のゲートを目指す。到着するとゲートが開いていて先に進めそうだがゲート前のスペースに車を駐車、準備。
・歩き出しすぐの右手の小屋の脇を通って入渓ポイントへ。最初は見事な広いナメ床とゴーロの繰り返し、そして巨岩。キャンプ場の手前に堰堤あり。キャンプ場は連休の最終日でありながらがら空き状態。キャンプ場を過ぎると二股で左に進んですぐに2つ目の堰堤を右から巻く。このあたりは伏流で水がない。この沢は黒っぽい岩が多く樹林も濃いため思ったより暗い感じ。注意すべきは滑りやすさ。擦り切れたフェルト底も悪いのだろうが足元がけっこう不安。
・いくつもの巨岩とナメを越えると、この沢で唯一の難関20m大滝が出現。ここだけは巻いたとしても懸垂が必要らしい。下から見るとホールドがいっぱいありそうで、いけると判断して直登決定。しかし、装備をセットして岩佐リードで登りだしたのは良いが取り付いてわかる滑りやすさ。水量も多めのようでツルツル。左右2つに分かれて流れる滝の間から登りだし、上部で左側の小さい方の滝へトラバース。途中でATC落下事件発生も残置を拾いつつハーケン2本を打ち足して突破。終了点にビレイ用ハーケン3、4枚残置あり。あとはお気楽沢登り。次に現れた二俣を左に入りすぐの15m滝も右からスイスイとクリア。
・13時45分に登山道着。ここから登山靴に履き替えサウナのような環境の中を頂上へ。登りで1人の登山者とすれ違っただけで頂上には誰もいない。証拠写真を写ると休憩もそこそこに下山開始。途中、クサリ(トラロープ)場が登場するなど道に不安を残しつつも下山。気温や湿度などの影響と装備重量の影響もあるだろうが、いっぱいいっぱいの登山となってしまった。日頃の怠惰な生活を反省。20mの大滝をリードできたのが唯一の救いかな?